Beyond Music Festival 2022で実施した鑑賞支援サービスをご紹介します。
視覚支援サービス
ステージのライブ映像を手元のタブレットでご覧いただきました。当日は、野外でもご利用いただけるように視聴用の貸し出しタブレットにシェイドを装着しました。利用者は、まるで箱眼鏡を覗き込むようにタブレレットでステージ上のライブ映像を見ていました。タブレット画面は、ピンチアウトすることでみたい部分を拡大してみることができます。それぞれが、お好みのサイズにクローズアップしてライブ映像を楽しんでいました。
視覚支援サービスは、みえにくい人(弱視やみえ方に障害のある人)の「みえる」を支援します。
リアルタイム字幕サービス
歌詞やMCなどのリアルタイム文字を来場者自身のスマートフォンやタブレットでご覧いただきました。リアルタイム字幕はスマートフォンやタブレットのカメラでQRコードを読み取るだけで閲覧できます。ご自身のスマートフォンやタブレットで閲覧できるので好きなお席で字幕サービスをご利用いただけました。
リアルタイム字幕サービスは、聞こえない/聞こえにくい人(聴覚障害のある人)の「きこえ」を支援します。
※眼鏡型ディスプレイはモニター利用のみ
ステージ手話通訳
アナウンスやアーティストのMCにステージ手話通訳をつけました。ライブならではのアーティスト
と観客のコミュニケーションに聴覚障害のある人たちも一緒に参加することができました。
また、今回のビヨフェスでは、多くのアーティストが自分の名前やグループ名の手話を事前に練習し、ステージで披露してくれました。
※ステージ手話通訳/KANA
そのほかの支援サービス
最寄駅から客席までの移動やお手洗いの誘導など、視覚に障害のある人たちの移動支援専任スタッフを配置しました。
受付や会場では筆談や手話、スマートフォンの字幕変換アプリを活用して聴覚障害のある人たちとコミュニケーションを図りました。
大きな音が苦手な方にイヤーマフを貸出しました。
写真:成田直茂